こんにちは、編み物講師・ビーズクロッシェ講師のAmabireine~アマビレーヌ~です
前回ご好評をいただきましたかぎ針編に続き、私の使っているお道具紹介レース針編をお送りしようと思います
ということでレース針
ご覧になったことある方はたくさんいらっしゃると思うのですが、実際お使いになったことのある方はかぎ針に触れたことのある方よりも少ないかもしれませんね
レース編みをするときにはもちろん、ビーズクロッシェでも使用頻度が高いのがレース針です

写真をご覧いただいて分かるように、一番細いかぎ針(2/0号)に比べて格段に細いのがレース針です。
またかぎ針に比べると少し短くなっていますね
レース編みは普通の毛糸で編むかぎ針に比べると細かい作業が多いことから、手元で細かく作業がしやすいようにするために短く設計されているのではないかと個人的には考えています
レース針を作って販売されているメーカーさんも、かぎ針メーカーさんと同様に何社かあるのですが、私が愛用しているのはクローバーさんのアミュレシリーズです
かぎ針と一緒のメーカーさんを使っていますが、別に統一しなくてはいけないとかそういうことはありませんので
編み物教室に通っているうちに先生にそろえていただいたお道具がすべてクローバーさんのだったということです
ここでかぎ針とレース針の違いをご紹介
太さが違うのはもちろんなのですが、フックの形状が少し異なります。レース針の方がかぎ針に比べると先端部分もフックの部分も鋭角的になっています

レース糸の方が細いですから、細かく編むことに特化している針先と言えるのではないでしょうか
そして大事なのはその表記です。ここ、すごく大事です
レース針は2号
と表記します

かぎ針には”/0”の表記があり、これがかかれていれば、「あっ、かぎ針なのね」と分かるようになっています
また読み方は「2/0」は「にーぜろ」、「3/0」なら「さんぜろ」と読みます。逆にいえば、/0表記がなければレース針ということです
あと、レース針には針先保護のキャップが付いている場合が多いです。とても針細いですからね。安全のためにもキャップなくさないようにご注意ください
かぎ針の紹介のところでは書かなかったのですが、かぎ針にはジャンボ針というとても太い針があり、その表記は太さ(㎜)で表しています
8㎜針や10㎜針などです
以前手芸店のかぎ針売り場で見つけたポップには
『かぎ針8/0号と8㎜針は太さが全く違いますのでご注意ください』
とありました
特に初心者の方は針を買いにいく時に数字だけ覚えていると危険ということです。慣れてくると8/0号と8㎜針の太さの違いはすぐに予想がつきますからね。針を購入する時には十分にご注意を
すこしわき道にそれましたが、もう一つ大事なことが
レース針は数字が大きくなるほど細い
ということです。数直線で表すと分かりやすいかもしれません

イメージが伝わるでしょうか?
かぎ針はほぼ1ずつ数字の違う号数の針があるのですが(7.5/0号だけ例外ですね)、レース針は2ずつ数字の違う号数になります。それも偶数です
超極細のレース針になるとNo.23やNo.24・No.25もあります。こちらはチューリップさんの独自表記だそうです。通常使う太さではほぼ偶数の数字と覚えておくといいかと思います
さてさてここで出てきた別メーカーチューリップさん。私も1本だけ持っています。10号のレース針です

最初手芸店にクローバーさんのアミュレの10号針を買おうと訪ねたのですが、あいにく取り扱いがなくて、チューリップさんの針を購入しました
ただ私にはチューリップさんの針、グリップが細くまた針を持つときの指の置き場所がフィットしませんでした
このようにメーカーさんによって一番の違いはグリップ部分にあると思います。編んでみたら針先の形状の違いから編み心地も違うのかもしれませんが
使う人によって針を持つ手の形は違いますので、クローバーさんが合わないという方もいらっしゃると思います
そういう時は他のメーカーさんの針や、同じメーカーさんでもグリップ違いの針が出ている場合がありますので、そちらをお試しになるといいのではないでしょうか
ご自分の一番編みやすい針で編まれるのがとても大事ですから。ご自分の1本、ぜひ見つけてくださいね
今回、編み物便利グッズのお話も書こうと思っていたのですが、思いのほかレース針を熱く語ってしまいました(焦)
そのグッズについてはまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います。
ということで、Amabireineでした!

じゅんこ