編み物の資格取得体験記 ヴォーグのかぎ針編み入門科・講師科

ビーズクロッシェに出会った時のことは、以前お話させていただいた通りですが

ビーズクロッシェの講師資格もその時取得しました。その勉強をしていくうちに編み物の専門的な知識を学びたいなと思うようになりました

それはなぜなら・・・

ビーズクロッシェの作品を自分で作る場合に、かぎ針の知識がないとデザインすることが難しいと感じたからです

私が教えていただいている先生はビーズクロッシェの作品を数多く作り、そのレシピキットも多数販売されているようなトップランナーの方です

その先生いわく
「作品を作る時レシピを考えますけど、編み方一つ一つに意味があるのです。適当に考えているわけではなくて、できあがりの作品をイメージしてその時々に応じて編み方を考えなくてはいけないのです」と

あぁ、これは編み方を一から勉強しなくてはということになりまして。かぎ針編み入門科の門をたたくことになったのです。これが編み物の資格取得のスタートとなりました。

編み物の資格は多々ある中で日本ヴォーグ社のかぎ針編み講師取得コースを選択したのは、師事している先生に勧められてのことでした

またこのコースには通信で学べるタイプもありますが、引き続き先生のお教室で学ぶスタイルをとることになりました

かぎ針編み入門科では糸の持ち方・針の持ち方から始まって、基本的な8種類の編み方を学んでいきます。その中から4つの小物作品を提出し、最後にベストの製作をして修了を向かえます(2020年当時のカリキュラムです)

ここまででかかる期間は6か月程度となっていますが、私の場合まるっと1年かかりました。月に2回程度1レッスン2.5時間で1年ですから、かなり長くかかったのだと思います

それはなぜなら!
8種類全部の編み方に関する小物をすべて作り、ベストに至っては製図の方法も先に学んだからです

通常製図は入門科の次のスッテップである講師科で学ぶのですが、私の先生は先にベスト製作の時に学びましょうということで、入門科の最後と講師科の最初が混じったようなカリキュラムで進めてくださいました

そのおかげもあり、講師科ではスムーズに最初の作品にとりかかれたことを今でもよく覚えています

1つの作品を作るまでには、私の場合

  • 最初に練習用糸で編み方の練習
  • 本番用の糸でゲージとり
  • 作品作り

という手順を踏みました。

ゲージとりの段階で違う編み方を試してみようということもありました。そして作品作りに入っても編み直しということもありました

そのような試行錯誤を重ねての小物8作品とベスト製作でしたので、それはもう・・・・

時間かかりますよね!!!

入門科終了までの期間は目安であり、受講される方によってかかる時間もそれぞれだと思いますが、やはり編むことに手を慣らすという意味では、あまり長く時間をかけるのはオススメできないかなと個人的には思っています

ご自分のできるペースで、できるだけ編むことに慣れるようにすることが編み物上達の近道だと思います

そして入門科の後は講師科に進みます

かぎ針をある程度ご存じで自分でも編めるという方でも、いきなり講師科から受講することはできません。ですから入門科と講師科はセットで考えていただくといいのかなと思います

講師科も目安の受講期間は6か月ですが、ここでも私は倍の1年かかりました

私の先生は先にどういうデザインのものを作りたいのか聞いてくださって、そこから編み方を考えカリキュラムに沿う形に落とし込んでくださいました

なので私の作品は教科書掲載のものとは少しデザインが違ったものを作ることができました。そして入門科と同様の手順を踏んでの作品作り。時間がかかるはずです

講師科のカリキュラムはまず製図です

製図ができるようになると自分サイズの原型製図を書けるようになるので、自分の体形にあった作品を作ることができるようになります

この学びが私にとってはとても大きな収穫でした

私自身体が大きい方なので、既製品の服では自分のサイズに合わないということがよくありました

このカリキュラムをクリアすれば自分のサイズに服が作れるようになるので、とてもモチベーションが上がりもっと学びたいという気持ちが高まりました

そしてこの講師科ではその後自分サイズのプルオーバー1点と、分散増減目という技法を用いた作品1点の計2点を製作して修了することになります

講師科修了とお免状発行料を支払い、初めて講師の資格を得ることができます

ただ、ここから先がかなり長いのです
今回お話させていただいたかぎ針編みコースとは別に、棒針編みコースにも同じカリキュラムがあります

そしてかぎ針編み・棒針編みとも入門科→講師科→指導員クラスがあり、かぎ針編み・棒針あみ 両方ともの指導員認定コースを終えられると准師範→師範とさらに上級のクラスがあるのです

私の先生は師範まで極められていますので、私にとってはもう雲の上の存在です

どこまで学べるかはわかりませんが、私の当面の目標は

指導員免許取得!

です。今棒針の入門コース勉強中で、それがひと段落したらかぎ針編みの指導員コースに入ろうと思っています

まだまだ本当に編み物の世界は広く深いので学ぶことがたくさんですが、一歩一歩がんばっていきたいと思っています

じゅんこ

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