工場見学~シルクハセガワさんのイベントに行ってきました!~

工場見学に申し込み

こんにちは。編み物講師・ビーズクロッシェ講師のAmabireine~アマビレーヌ~です

編み物やビーズクロッシェに携わるようになってから、糸やビーズの原料や製造方法などいろいろなことに興味が出てきて、どうやって作られているのか見てみたいなぁと以前から何となく思っていた私

最近はシルクの糸に興味がりまして、たまたま糸のことを調べていた時に近くにシルク糸を作っている工場があることを知りました

そしてその工場では工場見学を開催していることがわかり、これは行ってみなくては!と一念発起。お電話で問い合わせたところ、平日のみの開催とのこと。広報部長とともに行きたかった私は土日開催していないかをお尋ねしてみたところ、

「今月イベントの一環で日曜日に工場見学できますけど、お申し込みされますか?」とのこと

なんてラッキーなのでしょう!!すぐに申し込みをしまして、おうかがいする運びとなりました

その糸の工場はアパレルに詳しい方はご存知の方もいらっしゃると思います。SILK HASEGAWA~シルクハセガワ~さんです

シルクの糸からニット製品まで製造販売されている会社です。某有名海外ブランドとも直接お取引があるとのこと。ここで製造された糸からそのブランドのニット商品も作られているとのことで、何ともワールドワイドな会社です

いざSILK HASEGAWAさんへ

本社の工場見学は去年からされているようですが、今回はシルクマーケットというイベントが10月29日・30日の2日に渡って開催され、私たちのうかがった工場見学は30日に行われました

※このブログ内で使用している写真は、SILK HASWGAWAさんの了承を得ています

私と広報部長は午後の1回目に参加しまして、工場の方からいろいろなお話をうかがうことができました

会社の紹介から始まり、蚕のお話や昨今のシルクを含めた繊維業界のお話など、大変興味深くお話をお聞きすることができました

小さいのが「家蚕(かさん)」・大きいのが「野蚕(やさん)」

特に驚いたのは、シルクの種類がいくつかあるということです。
確かに編み物の糸でシルクの糸を使うとき、光沢があるものから綿のような手触りのものまでいろいろあるということは知っていました。その違いは加工方法によるものだと思っていたのですが、シルクの原料が3種類あり、それによって糸の風合いがすでに違うということを教えていただきました。お話の中ではお茶に例えられていましたが、一番茶、二番茶、三番茶のような違いがあるということで大変勉強になりました

それぞれ糸の風合いが異なります

そのお話の後は、いよいよ工場の中に入って様々な種類の機械を見せていただきました。糸撚りの工程や染色のお話なども分かりやすく説明いただき、本当に知らないことばかりで楽しくうかがうことができました

25本の細い絹糸を撚り合わせて1本の太い糸にしているところです

またその工場ではシルクの商品も製造されているということで、編み機を見せていただくこともできました。この数年で縫い目のないセーターを編む機械が開発されたそうで、その製造工程も見せていただきました

あっという間に編みあがります

編み物をする身としては、とじはぎがない袖付きのセーターはとても不思議に思いましたが、その機械で編んだミニサイズのセーターをお土産にいただき実際に見てみると,、なるほどなぁと感心させられました。たった数十分でできてしまうところもすごいなと思いました

シームレスの丈7センチのお土産にもらったミニセーター

それでも機械編みした後はできあがりに向けていくつかの工程があり、その部分は手編みの工程と通ずるところがありました。水通しするのだなとか糸始末するのだなとか。そのあたりはとても親近感を覚えました

糸づくり体験

工場見学の後は、工場入口のところでちょっとした体験コーナーがありました。織機のワークショップや糸づくり体験のコーナーがあり、私は以前から気になっていた糸車を使った糸づくりの体験をさせていただきました

今までたくさんの種類の糸に触れてはきましたが糸を実際に撚って作るのは初めてで、ましてや糸車を動かすのも初めてです

やり方の説明を受けているところ
糸が撚りあがっていきます

係りの方に糸車の動かし方を教えていただき(足踏みミシンのような感じです)、それと同時に手元は糸を数本持って糸に撚りをかけていく作業でしたが、なかなかコツをつかむまでは大変でした。少しずつ慣れてくると、途中でネップをいれてみたり、撚りを均一にするためにどうすればいいかをうかがったりなど、たくさんのことを教えていただくことができました

糸の即売会

そして工場見学と同じくらいワクワクしたのが糸の即売会
糸の詰め放題もありまして、広報部長を置いてきぼりにして一人黙々と吟味しながら糸を購入することができました

その充実感と言ったら!!

しばらく編む物に困らないほどたくさんの糸を購入することができました。それもシルク100%の糸がたくさん。もうホクホクで帰ってきました

即売会での戦利品
詰め放題での戦利品

糸の製造を間近で拝見し、大変勉強になったシルクハセガワさんの工場見学でした。
ということで、Amabireineでした!

じゅんこ

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