こんにちは。編み物講師・ビーズクロッシェ講師のAmabireine~アマビレーヌ~です
今回はBEYOND THE REEFでも人気のモヘアのセーター・アリアの製作記を備忘録を兼ねて書こうと思います
ここにいらっしゃる方にはおなじみの方も多いとは思いますが、ご存じない方もいらっしゃると思いますので、まずはBEYOND THE REEFの紹介から
BEYOND THE REEF(ビヨンドザリーフ)は横浜にアトリエをもつ手編み手縫いのバッグブランドです。全て手作りで作ったとは思えないほどのオシャレなバッグを製作・販売している会社です
私自身はBEYOND THE REEFのかぎ針編みワークショップ認定講師の資格を持っております。しかしながら棒針編み講師の資格は持っていないため、アリアの作り方をお教えすることはできません
あまりにもステキなセーターだったため自分で編んでみたいと思い、キットを今回購入し製作にあたりました
ですから作り方を細かくお伝えすることはできませんが、編んだ過程がどういう様子だったかをお伝えしようと思っておりますのでご了承くださいね

すこし横道にそれてしましましたので話を戻します
BEYOND THE REEFでは昨年の秋からウエアも作られるようになりました。第一弾はカーディガン、第二弾でカラフルセーターが発表され、キットも発売になりました
このカーディガン・セーターは秋冬の限定発売で、今現在(2022年3月)は公式ホームページからは購入することができませんのでご注意くださいね。また今年の秋冬には完成品・キット共に発売になると思います
さてさてそんなカラフルモヘアのセーター・アリアとの出会いはBEYOND THE REEF公式インスタグラムでした。一目見た瞬間フォルムのかわいさ、ビビッドな色づかいにまたもや一目ぼれ
お小遣いをためてキットを購入したのが去年(2021年)の12月でした
BEYOND THE REEFは在庫を持たないという社内ポリシーがあるため、商品が購入できるのはひと月に1週間のみ。また購入した商品が手元に届くのはキットでも購入から1か月後となります
購入したのが12月末でしたので、手元に届いたのは2月のはじめ。ワクワクして届いた袋を開けました

アリアの色展開は3色。淡いグレー・鮮やかなブルー・ビビッドなレッドでしたが、自分は赤い糸が好きなので赤い色を注文し編むことにしました
編み図を見ると、それほど複雑な感じではないなというのが第一印象。棒針初心者さんでも簡単にできそうだなと思いました
今となっては糸のかわいさにやられていたので、冷静な判断ができていなかったなという感じがしています。それはなぜなら・・・
②ほとんどがメリヤス編みなので、編み手の手の癖が出やすい
この2点につきます
今回のモヘアの糸、伸縮性があまりないタイプの糸です。ウールやコットンに比べ、モヘア自体そういうタイプが特に多いように思います

伸縮性があまりないということは、編み手の癖が出やすいということです。伸縮性が高い糸なら何となく目が揃いやすいのですが、今回の糸はなかなか均一に編み目をそろえるのは難しく感じました
そしてメリヤス編みというこれまた編み手の手の癖が出やすい編み方ですので、キレイに編むのには時間がかかってしまいました
「目をそろえる必要があるのか?」という疑問もわくと思いますが、できあがった時に編地を見てやはりキレイにそろっていた方が達成感があるのではないかと個人的には思っています

そしてキレイに編めたものは長持ちするという点からも、やはり自分の納得のいく均一な編地ができるまでには少し練習が必要だと思いました。かくいう私も編み目に納得がいかず、何度かほどいてやり直しをしました
そのためにもやはり試し編みは必要だと思います。キットの玉数で余分が出るくらいなので、少し練習をしてから本番に臨むことをオススメします。
また、簡単そうに見えるメリヤス編みですが
私の通っているお教室の先生いわく
『メリヤス編みをキレイに編むためにはそれなりの練習が必要ですよ。またアイロンも十分に目を整えてスチームをたっぷりかけるようにしましょう』
とのことでした。

たかがメリヤス編み、されどメリヤス編み
メリヤス編みは奥が深いのです

そんな紆余曲折をへて、3週間ほどでアリアができあがりました!
やっぱりかわいいフォルム。特にバルーンな袖が何とも!
実際に着てみたのですが、私が着るよりも娘1号が着た方が似合う・・・
ということで、娘1号のもとにお嫁に行きました

まだまだ肌寒い日もありますので、もうしばらくはモヘアのセーター着られそうです
このセーターとインナーでかなり温かいので重宝してくれると思います
ということで、メリヤス編みとの闘い・アリア製作記でした!

じゅんこ