どうも、サイト管理人兼広報部長のTです
今回はタイトル通り、編み物にまったく素人の私が『まんがで手作り入門 編み物 始めてみました』を読んでみて、帯の説明にある通り『初めて&不器用でも完成できる♪』のかというお話です
本との出会い
まずなぜ購入したのかはまったくの偶然です。たまたま目にとまったからです
最初の目的は妻が「世界のときめく毛糸の図鑑」が欲しいというので、本屋に立ち寄ったのがきっかけです

結局この図鑑は購入しなかったのですが、そのときに棚にあった『編み物 始めてみました!』をふと手に取って読んでみました
導入部分がまんがになっていて、「おもしろそうだね」って言ったら、「だったら読んでみたら」と妻が後押ししてくれたので買ってみたというわけです
本当に編めるようになるのか?
これに対する回答はたいへんむずかしいのですが、この本を読んだからといって、いきなり編めるわけではありません。そしておそらく私は編めるようにはならないです
これはこの本どうこうの前に、棒針・かぎ針さえ持ったことのない私には、やはり本だけではむずかしいのではないかと感じたからです

昭和の人間なので出来れば対面で習いたいです
逆に対面が嫌な人もいるでしょうし、行きたくても時間的に、または地理的に対面で習えない人もいると思います
但し、今は動画があります
この本にも巻末にユーチューブのQRコードがついていますので、そこから動画に飛べます。私ももちろんいくつか見てみました
それを見れば経験者の方は、自分のやり方が合っていたのか、それとも我流なのかわかると思います

編み物講師をしている妻がよく言うのは「長年編み物をしている方でも、左手の糸のかけ方、針の向きが我流になっている方が少なからずいらっしゃる。さらにそういう方ほど、クセがついてしまって直すことがむずかしい」と
そしてやはり動画は強いです。そういう意味では、まったくの初心者さん向けというよりは、初心者さんから確実にステップアップしたい人が読んでおくべき本(また見ておくべき動画)ではないかなと感じました
著者はどんなひと?
著者は「fumifumi」さん
ニットデザイナーの岡本啓子氏に師事し、今は編み物講師をしているそうです。まんがの作中に出てくるfumi先生は、温和でとてもやさしそうな印象です。
発刊されたのはいつ?
朝日新聞出版より2021年9月7日に発刊されており、これを読んだのは2月5日なので約5カ月経ったぐらいです
私が購入した裏表紙には11月30日発行とあったので、重版もされているみたいです
このような本が重版されるのは珍しいのかどうかはわかりませんが、編み物業界にしてみればうれしいことですね
勉強になったこと・ためになったこと
棒針・かぎ針の違いさえ知らなかった私ですが、最低限の知識は付きました
それぞれの針が得意とするもの、基本的な編み方、完成までの流れなど。どちらかをやるとなったら、棒張りの方がとっつきやすいかなと感じました
そして今までなんとなく知っていた単語の意味も分かりましたし、また妻の言っていることと同じことがたくさん載ってて、ちゃんとした編み物講師だったんだなぁと再認識するきっかけを与えてくれました
表目・裏目は理解するのに少し時間がかかり、妻に考え方があっているのか確認してみたりもしました

編み物経験者の方は、私なんかよりもっと気づくこと、勉強になる解説がたくさんあると思います
この本のいちばんのポイント
まんがと解説と動画のバランスでしょうか。読み手を飽きさせない構成になっています
編み物経験者であれば必ず疑問に思うことに対するQ&Aも適度にちりばめられています
編み図の説明や縫い方のところは私にはむずかしいですが、「経験者の方であればわかるはず」と妻も言っておりました。そこを除けば私でもすらすら読めます
まんがの主人公カオリは社会人設定で物語が進んでいきますが、編み物に興味を持った中高生にもおすすめ出来る内容です。そしてカオリの夫が素敵です
おまけの編み図も充実
- コーヒースリーブ
- ポットマット
- アクリルたわし(2種)
- ハット
- ハンドウォーマー(大人・子供)
- かのこ編みマフラー
- フード付きマフラー
- 交差編み帽子
- マルシェバッグ
- ぺたんこ巾着ポーチ(2種)
- がま口小物入れ(2種)
- ヘアバンド(2種)
- はりねずみブローチ
の計18種ありますので、編み図の読める方はお得ではないでしょか
まとめ

最初の方でも述べましたが、まったくこれから編み物を始めようとしている方(超初心者)向けというよりは、ある程度の編み物経験者(初心者)の方が読むべき本だと思います
では、超初心者さんには早いかというとそうでもなく、私でも完成までの流れがわかりましたし、「へ~なるほどね~」と思うところもたくさんありました
手元に置いておけば、困ったときの手助けになることは間違いないですし、編み物を始める前に読んでおくのも当然ありだと思います
そしてある程度経験を積んでもう一度読み返したとき、「なるほどそういうことだったのか」と理解が深まるかもしれません

ただ帯の説明にある『初めて&不器用でも完成できる♪』のまったくの『初めて』の方はちょっとむずかしいのではというところが正直な感想です
この辺りは読み手の頑張り具合、本気度の違いによって、完成品まで持っていけるかが分かれると思います
生意気にもまったく編めない私が忖度なしのレビューを書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。以上、広報部長Tでした。