BEYOND THE REEFのワークショップライセンス取得体験記 レオパードインナー・アニーロ・ライーニ

近況報告

こんにちは、編み物講師・ビーズクロッシェ講師のAmabireine~アマビレーヌ~です

病気療養が落ち着いてから体調が戻ってきたこともあり、ずいぶんと編み物に没頭する時間が増えました。健康であることのありがたさをひしひしと感じながら、編み物の楽しさ・奥深さを改めてかみしめております

かぎ針にしても棒針にしてもそれぞれにコツがあり、学ぶところは多岐にわたるのだなぁと感じた数か月でありました

そんな期間中、いつもステキな作品を販売されているBEYOND THE REEFのいくつかの作品において、ワークショップでレッスン可能になるライセンスをいただくことができました

今回は3つの作品においてライセンスがいただけましたので、備忘録もかねてこちらでそのライセンス取得体験記を書いていこうと思います

まずはライセンス取得した3作品の紹介

ライーニ

最近のビヨンドの作品にはフリンジがたくさんついているものが多くなりました

フリンジ、とてもかわいいですし人目をひくこと間違いなしですよね

ただ私自身、フリンジが潤沢にあるものですとバッグを保管する際にフリンジに跡がつくことが気になるなぁと思いまして。(きちんとバッグをかけて保管できるといいのですが、我が家にはそのような場所がないので断念しました)

バッグチャームが控えめなフリンジになっているこちらのライーニをチョイスしてみました

また、かぎ針を使ったかのこ編みの編み方も学んでみたいという点も、ライセンス取得挑戦のきっかけになりました

プチレザーバスケット・エリッセ用レオパードインナー

キット化される前から絶対に編みたいと思っていたこのインナー

もともと持っていたプチレザーバスケット(キャメル)に使えると思っていたのですが、そちらを娘2号に取られてしまい、新たにレザーの底の形が異なるエリッセを購入しました。

インナーのサイズがプチレザーバスケットと同じなのも便利だなと個人的には思っています。しかしながらこのインナー、編むのはかなりてこずりました。その訳はまた後ほど

アニーロ

バッグ本体の色と形で一目ぼれしたこのバッグ。リングを編みつける位置によって形が変わりますが、私はテトラ型の方を編む際に選びました

“ちょっとそこまで”用の小さなバッグで。細編みの練習もできるなぁということでキットを購入しました。かぎ針初心者さんにもベテランの方でもおススメのバッグです

それでは続いて体験記です!【かのこ編みも模様編みも思っている以上にテクニック必要】

まずはライーニ

革の部分に糸を編みつけるのはちょっとしたコツが分かればそれほど難なく編み進めることができました。問題はかのこ編みの部分です

編み方の詳細は省きますが、前段の部分を編みくるむ形で進めます。その編みくるむ部分がかのこ模様となるので、そこが均一に見えるように編むことがキレイに仕上げるポイントとなります

目を均一に編めるようになればできあがりのサイズに合うように編めるのですが、私の場合目の頭の部分が大きくなりやすかったため、指定のできあがり寸法より大きくなることが多く編みなおすことがありました

今回使用の糸の特性上、編みなおすとどうしても糸が細くなると同時に糸のハリがなくなりやすくなってしまい、できあがりの美しさに影響が出るなと思いました

今回のように編みなおすことを少しでも少なくするためにはどうすればいいのか?

○試し編みをする

〇ポケットなど細かいパーツや表面に出ないところから編む

この2点に尽きると思います。やはり試し編み、とても大事です

キットの中には試し編み分の糸は含まれておりませんので、ご自分で用意していただく形になってしまいますが、キレイに編むためには必要なことかなと個人的には考えています

それがどうしても難しいようならば、小さなパーツであったりバッグ内のポケットの部分であったり、そういったところから編んでいただくと比較的キレイな仕上がりに近づけられるのではないでしょうか。今から編まれる方にはぜひ参考にしていただけるといいかなと思います

続きましてレオパードインナー

今回の3作品の中で一番編みたかったにも関わらず大苦戦の上、今までの編みもの人生の中で1番の難産であったといっても過言ではないこちらのレオパード柄

なぜそこまで苦戦したのか。それは

糸のよりをとりながら編み進めなければいけなかった

という点です

こちらのレオパード柄の編み方については、BEYOND THE REEFの公式You Tubeである BEYOND THE REEF TVで公開されていますので、糸の種類・編み方も書かせていただきます

こちらの柄編みは、3種類の色の糸を使った細編みです。表に出る色で細編みを編み、その中に使わない2種類の糸を編みくるむ形で進めます。使用する糸は横田株式会社のSASAWASHI FLATです。夏糸の定番糸でご存知の方も多いかと思います

今回柄を編むにあたり編みくるむ際に中の糸が外から見えないよう、細編みをふっくら編むのが大切で、その点コツがいるところなのです。何度自分のメモ書きに「ふっくら編む」と書いたことか・・・

しかしながらふっくら編もうとすると、編み目自体がおおきくなったり均一に編めなかったり。指定のサイズからかなり大きくなってしまうため、何度も試し編みをし、結果指定の号数より2号も細い針で編むこととなりました。また、何度も編みなおしたために糸が弱くなってしまい、糸を買いなおすこともしました

そして、このレオパード柄をキレイに編むためには、

あらかじめ糸のよりを取り、糸巻き機で巻きなおして糸の幅を太くしておく

という特別な手順を踏むこととなりました。私の中ではこの点が一番納得するのに時間がかかったところでした

一般的に編み物をする際には、極力糸のよりを触らないように(取らないように)、また糸玉を汚さないようあまり触らないように編むという点が鉄則ですと習ってきた私でしたので、糸のよりを取るということは真逆の体験であった訳です。それでもそのよりを取りながら編み進めると美しい編地が仕上がるのでとても驚きました

何度も何度も編み直し、やっとできあがった時には本当に小躍りするほど嬉しかったのですが、すこし時間がたってくると編地の粗が見えるようになってくるものです。もう少し均一な目で編めるとよかったなと感じましたが、再度この編地に向き合い、編むまでにはちょっと時間を置こうかなと思っています。そのぐらい編みごたえ抜群のレオパード柄でした

そして最後にアニーロ

BEYOND THE REEFの人気ワークショップである細編みを劇的に上手くに編む講座でも取り上げられましたこの小さなバッグ。細編みの復習とレオパードインナーからすこし離れるために編んでみることにした作品です

こちらの作品は底板に編みつける形で編み始められるため、円形編みが少し苦手という方にも気軽にチャレンジしていただける作品だと思います

【ハートのバッグチャームは自作です】

今回の作品の中で一番気軽に編んだ作品でしたが、ライセンス判定で一番注意をいただいたのもこの作品でした

作品を本部に送る際に、形をあまり整えないで送ってしまったのがいけなかったなぁと思っています。糸の特性上あまりアイロンはかけない方がいいなと思い、アイロンで整えなかったのです

やはり軽くでもアイロンかけたほうが編地も整いますので、今後はそのようにできたらと思います

そしてやはり細編みが均一であるかどうかが如実に表れる作品ですので、編み方が簡単だからと言ってすんなり編んでしまわないようにしたいなというところが今後の反省点となりました

まとめ

7月半ばにキットが届き、作品を編みライセンスを取得するまで丸2か月ほどかかりましたが、とても充実した時間を過ごすことができました

今後もBEYOND THE REEFの作品を編んで、皆さまに紹介できたらと思っております

ということでAmabireineでした!

じゅんこ

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